TOEIC L&R TEST: 900点超えへの道

TOEIC L&R TEST で念願の900点を突破するまでの道のりを綴っていきます

不定冠詞 a/an の研究

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おはようございます。

またしても牛乳の賞味期限が過ぎてしまう合同会社ほしのやのまさるです。

 

わかりづらい不定冠詞の a/an の勉強をしました。まだ理解し切れていないのですが、まとめてみます。

 

ネイティブはこう使う! マンガ よく似た英単語 使い分け事典 [英語マスターシリーズ]

 

特定していない単数名詞につく

そうしようとしての「ペン」と言う時は不定冠詞の a がつきますが、特定の辺を指す場合は、定冠詞の the がつきます。

 

This is a pen.(これはペンです。)
このa pen は、数多くある「ペン」のうちの1つという意味で、総称としてのペンを表し、「これはペン(というもの)です」と言う時に使います。one of many 「たくさんの中の1つ」のように、どのペンかを特定する必要がない場合に、たとえば書くものがなくて「ペン持っている?」と尋ねるときなどに a をつかいます。


This is the pen.(これが[その]ペンです。)
the pen は、相手が話の前後からそれがどのペンかを特定できるときに使います。one and only 「唯一のもの」を言うとき、たとえば、誕生日に父親から大切にしていたペンをもらった話をしてThis is the pen.「これが(その)ペンだよ」と言えば、相手はそれが父親からもらったペンだと理解できるでしょう。


ほかにも同種のものがある

 

We worked really hard to make a plan.(私たちが一生懸命書いた計画書です。)
「私たちが書いた」と特定の者にもかかわらず、the ではなくa/an がつくときがあります。この場合のa planは、いくつか錬った計画の中の1つであると考えられます。

 

This is the plan I wrote last night.(これは昨夜私が書いた計画書です。)
ここでのthe plan は、…(that) I wrote last night のような、うしろに来る修飾語句によって特定されています。この場合、私が昨夜書いた計画書が「他にはない」ことを示唆しています。このように修飾語句がつけば特定されるので、「いくつかある中の1つ」という使い方以外は、theがつくと考えてOKです。

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職業を表す

医師や弁護士、会社員など職業を伝えるときは不定冠詞で表現します。職業は総称としてとらえられて、「〜の1人」という考え方になります。

 

He’s a doctor.(彼は医師です。)
この場合のa doctor は、「1人の医師」ではなく「1つの職業の種類」というとらえ方になります。He’s a lawyer. 「彼は弁護士だ」のように職業を述べるときは、I’m an employee of ABC.「ABC社の社員です」というときにも使えます。

 

輪郭がハッキリする

1つの答えにaはがつき、輪郭や形をはっきりさせます。aがつかないと、形があやふやになってしまうので、注意が必要です。

 

There is a banana in my bag.(バッグの中にバナナが1本あります)
数えられる名詞(可算名詞)の単数につくのがa/an なので、この場合はバッグの中にバナナが1本入っていることを表します。また、このa には「1つの形/輪郭を表すもの/固形物」につくという別の働きがあります。言い換えれば、a が形のはっきりとした1つの「かたまり」を表していることになります。

 

形をもつものになる

あるものを「物質」としてとらえるか「形をなすもの」としてとらえるか、不定冠詞の有無によってそのもののイメージが変わります。

 

Bring me a paper.(新聞を持ってきて。)
この場合のa paper は、輪郭をともなった形ある「紙」▶︎「新聞」のことです。新聞は数万以上の上からなっていますが、その1まとまりが「新聞」なので、枚数が何枚組に合わされていようが、a paper「1日の新聞」となります。この場合は「何新聞でもいいからとにかく新聞を持ってきて」の意味です。

 

不可算名詞につけると特別な意味になる

a lunch が特別な昼食を意味する一方、監視のつかないlunchは総称としての昼食を表します。ぼくたちが日常的に口にするのは無冠詞の lunch です。

 

Let's have a lunch!(昼食会をしましょう。)
この場合のようにaがついたlunchは単なる昼食ではなく、たとえば食事をしながら、誰かの講演を聞いたり、ビデオ見たりする「特別な昼食会」を意味します。また、i had a big lunch today. 「今日はたっぷり昼ごはんを食べました」のように形容詞がつけば、ある1回の昼食を指すので、これもa がつきます。

 

集合名詞につけるとその中の1つとなる

いくつかのものが集まって1つの集合体になっているものに、不定冠詞a がつくことで、「その中の1つ」と言う意味になります。

 

You heve a gray hair.(白髪が1本ありますよ。)
haiaは髪の毛1本1本がまとまった集合体を表す集合名詞ですが、このようにaをつけて「一本の髪の毛と言うこともできます。gray hairは「白髪」なので、この例文では相手の頭にイッポンの白髪が見えていることになります。ちなみに、He has a split end.で「彼には1本の枝毛がある」と言う意味になります。

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形容詞が複数あっても単数を表す

a/anの後ろにくる名詞が1つであれば、その名詞を修飾する形容詞がいくつあっても単数を表すことができます。

 

I have a black and white dog.(私は白黒模様の犬を飼っています。)
このaはblack and white という形容詞を一まとめにして、1匹の犬を修飾していることを表します。この場合のblack and white は、1匹が両方の色を持っていることになります。

 

I have a black and a white dog.(私は黒い犬と白い犬を1匹ずつ飼っています。)
black とwhite にそれぞれa をつけると、a black dog とa white dogの2匹を飼っているということになります。 

 

会社名につけると製品になる

一般的に知名度のある会社名にa/anをつけると、「〜の製品」という意味になります。

 

This is a Honda.(これはホンダ製品です。)
会社名にa/anをつけて、会社の製品であることを表せます。Honda製品の1つ、one of many であることを表現できます。

 

a+数量を表す形容詞で肯定的な意味になる

a little のように、littleにaがつくと「少ない量が残っている/ある」という肯定的な意味の表現になります。

 

There's a little steak left.(まだ少しステーキが残っている。)
little はtime 、water などの不可算名詞について「少ない量」を表しますが、a little は「少しある」という肯定的なニュアンス。この例文も、ステーキが少し残っているという意味になります。

 

There's a little water in the bottle.なら「ビンの中には水が少しある」となり、残っていることに重点が置かれます。

 

「少し」という時間の長さを表現できる

「少し」といっても、時間の感覚というのは表現によりとらえ方、感じ方が変わってきます。

 

Keep quiet for a moment.(少し黙っていなさい。)
for a moment は「一瞬」▶︎「少しの間」という意味。

 

電話口で用のある相手の名前を伝えたときにCould you hold on for a moment? と言われたら、「少々お待ちください」という意味です。

 

「同じ」という意味を表す

aにはsameと同じ意味があります。

 

You're two of a kind.(2人は似たもの同士です。)
kindは「種類」なので、直訳すれば「彼らは1つの種類の2人」となります。この場合のaにはsame「同じ」という意味があるので、「同じ種類の2人」から、この2人が「似たもの同士」ということを意味します。

 

「ある〜」を表す

a/anを使って「ある〜」という意味を表すことができます。theを使った場合とでは違う意味になることもあるので注意です。

 

He's a good teacher in a way.(彼はある意味いい先生です。)
wayは「道」のほかに「観点/面/点/意味」と訳すことができます。in a way は「ある意味」という熟語で、いろいろな「観点/意味」の中のある1つを指しています。

 

He gets in the way.(彼は邪魔になっています。)
このwayは「道/進む場所」の意味でMy teacher is in the way.なら「先生が進む場所にいます/先生が道をふさいでいます」▶︎「先生が邪魔になっています」ということです。

 

「まるごと」を表す

aは1つのかたまり「まるごと」を意味しています。

 

I'd like to eat a chicken.(チキンをまるごと食べたい。)
a/anには「1つの」という意味があるため、文脈によっては「(1つ)まるごと」というニュアンスになることがあります。

 

 

 

かんたんには覚えられなそうですが、くりかえし復習をして身につけます。

本日は以上です。ありがとうございました。

 

楽しい1日をお過ごしください。

 

 

それでは、ステキな1日をお過ごしください。