TOEIC L&R TEST: 900点超えへの道

TOEIC L&R TEST で念願の900点を突破するまでの道のりを綴っていきます

自分の記憶をあまり信用してはいけない

おはようございます。
「甘い物はもう食べない」と決断するたびに「先月もこんなこと言ってたなあ」と感じている、合同会社ほしのやのまさるです。

 

ヒトは1日に9,000回から60,000回も選択をしているといわれています。その選択を正しく行うかどうかで、毎日の結果がかなり変わることになります。

 

Think Smart  間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

 

『Think Smart』には、正しい選択をするために間違った思い込みを避ける思考方法が52も紹介されています。

 

その中でも「小さなウィンストン」の思考方法は意識するようにしたいと思いました。

 

ジョージ・オーウェルの古典『一九八四年』に登場するウィストン・スミスは、政府の事務員で、彼の仕事は歴史の改ざん
政府がなにも過ちを犯していないということにするために、都合よく歴史を書き換える仕事です。

 

現実にもあるような、ないようなお話ですね。それはさておき、ぼくたちの脳の中には「小さなウィンストン」がいるのです。
自分の都合のよいように記憶を書き換える事務員が。

 

先日、小学校のころの友人たちと飲み会のとき、運動会の借り物競争で1位になった話を「ダントツで優勝した」と自慢しまくっていました。いい気になっていたら、友人のひとりに「ダントツでもなかったよね」

 

と言われました。ぼくは圧倒的に1位だったので、「運動会のときの写真があるからあとで画像送るわ!」と豪語して居酒屋を去りました。

 

家に戻り、運動会の写真を見つけて、驚愕しました。
まったくダントツではなく、ギリギリの1位でした。見方によっては2位くらいの…
(#友人には平謝りしました)

 

でも、この瞬間まで、ぼくの記憶の中では「圧倒的な1位」だったのです。

 

こんな実験があります。
心理学者ウルリック・ナイサー氏は、1986年のスペースシャトルのチャレンジャー号が爆発した次の日に学生たちにその事故についての感想を文章で書かせました。

 

そして、3年後に同じ学生に、同じ課題を出しました。
結果は、二度目の内容が、一度目の内容と一致したのは7%以下。
たったの7%以下です。

 

さらに、内容の3分の2は50%が間違えていて、25%はまったく一致していなかったのです。

 

スペースシャトル爆発というセンセーショナルな記憶でさえ「小さなウィンストン」の手にかかればこんなものなのです。

 

記憶は立場や、心境など様々な要因で、都合よく脚色されてしまうので、あまり信用しない方がよさそうです。

 

本日は以上です。

 

それではステキな1日をお過ごしください。