こんにちは。
自分のヘソの匂いをかぐのが好きな合同会社ほしのやのまさるです。
平均寿命が徐々に伸びています。さらに少子高齢化の流れも相まって、誰もが80歳くらいまで働く時代もそう遠くはなさそうです。
長い間、働きつづけるためには、スキルアップは必須です。
でも、なにをどう学べばいいかわからない。という方に本書『働く大人のための「学び」の教科書は「学び方そのもの」を伝えてくれています。
著者
ひとつのスキルや技能で、一生食える時代ではない
誰もが感じていることだと思います。人生は長期化するので必要なスキル、知識を習得するためにも「大人の学び」が重要だということはわかっていますよね。
大人の学びは学生までの学びと比べて、個人の指針による差が大きいのでなにをどう学べばいいか迷ってしまいます。
迷ったら、基本の原理原則にもとづいて考えるのがいいと思います。
本書は3つの原理原則をあげています。
- 背伸びの原理
- 振り返りの原理
- つながりの原理
です。
背伸びの原理は、現状の自分の能力よりではできないかもしれないレベルのことに挑戦することです。
かんたんすぎるのも、むずかしすぎるのもダメで、ちょうどその間がストレッチゾーンと呼ばれるもっとも成長できる場所なのです。
少しだけ背伸びをした状態かどうか、自分をよく観察して、とにかくやってみることが大切。
さらに、楽しみを感じることや、感謝されるようなことに挑戦することを著者すすめています。
振り返りの原理は、経験や行動を振り返り、これからどうしていくのかを決めるために言語化することです。
振り返りのために3つの質問を自分自身におこないます。その質問は
"What? 過去になにが起きたか"、
"So what? どのような意味があったか。良い点、悪い点"、
"Now what? これからどうするのか"
です。
先日、ぼくはゴミ出しの日、ゴミが収集されたあとだったにもかかわらず、ゴミを出してきてしまい、近所のおばちゃんにめちゃくちゃ怒られました。その経験で考えてみます。
"What? 過去になにが起きたか"
ゴミ収集が終わっていたのに、スマホを見ていてそのことに気づかず、ゴミを出してしまい。ゴミ捨て場の前に住んでいるおばちゃんに鬼の形相で怒られた。
"So what? どのような意味があったか。良い点、悪い点"
良い点は、
ゴミがそのまま何日も放置されることになるので、カラスにゴミを食い散らかされたり、ニオイが気になったり、決まりを決まらない輩に心を乱されたりとおばちゃんの気分をいちじるしく害してしまった。
自分の何気ない行動が人の気分を悪くしてしまうことがあるという事実に気づけたことです。
悪い点は、
歩きスマホをしていたこと。ゴミ出し場の状況をしっかり見ていれば、ゴミ収集が終わったあとだということは気づけた。
シンプルにゴミ出しに行く時間が遅い。これが全てな気がしてきましたね。
"Now what? これからどうするのか"
これからは、ゴミ出しにはスマホを持っていかない。
もっと早く起きて、早い時間にゴミを出す。
…すいません。この例、なんか違いますかね?!
(もちろん、おばちゃんには平謝りして、ゴミは持って帰りました)
つながりの原理は 、人は一人ではなにもできず、「学び」のうえでも周りの人にサポートを受けていくことになります。人とのつながりは大事です。
その中でも「このままじゃダメたよ。とんでもないことになるよ。ヤバイよ」と言ってくれる人と、「このままで大丈夫。なにも心配はいらない。安心しなよ」と言ってくれる人。
厳しい意見や客観的なアドバイスをくれる人、励ましてくれたり、承認してくれる人、どちらの人とのつながりも大切にして自分が正しい方向で学んでいるか判断していくことがつながりの原理のポイントです。
ぼくは厳しい意見をくれる人からは避けがちです…ヘタレですね。
最後に、学びを加速させる「7つの行動」を紹介します。
- タフアサイントメント=タフな仕事から学ぶ
- 本を1トン読む
- 人から教えられて学ぶ
- 越境する
- フィードバックを求める
- 場をつくる
- 人に教えてみる
本書を読んだ感想をまとめると、
「学ぶ」ことをやめた人から取り残されていくので、これからの自分にとって1番若い、いま、この瞬間から「学び」始めましょう!
ということです。ぼく自身も英語を始め、学び続けていきます。”取り残されたくない”というより、「学ぶ」ことはシンプルに楽しいですからね。
本書を読めば、長期化する仕事人生に今からどう備えていけばいいか、あと一山、二山超えていくために、今からやるべきこと何かが見えてくるはずです。
オススメです!
ありがとうございました。